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月 しは゛ん 日8

せんしゅうなやんて゛いたことにこたえか゛て゛はし゛めて はれやかなきもちて゛ しゅうのはし゛めのこのひをむかえた*

 

かみるはきのうのはなしをきいて せいほうのふ゛つりゅうなと゛についてしらへ゛はし゛めたらしい*とましゅはたひ゛にかかるしょけいひをけいさんしてくれている*

は゛らくははたひ゛にもっていけるようなくすりややくた゛ちそうなものを こうほ゛うて゛みつけておくといってくれた*

きょうた゛んのほうて゛も た゛にえるたちか゛ せいほうのくにく゛にのれきしやことは゛ ふ゛んかなと゛て゛しっておくへ゛きことを しょもつやしゅうきょうかのし゛ょうほうもうをつかっておこなってくれるとのことた゛*

 

らいしゅうのこのひにて゛も しょうかいやこうほ゛うて゛はたらくひとひ゛とにつうたつて゛きるようにと おのおのて゛うこ゛きはし゛めてくれている*

ほんとうにたのもしいて゛したちにかこまれている*

 

私し゛しんは し゛ふ゛んて゛すこして゛もせいほうのやまいにかかわるし゛ょうほうをしらへ゛ることにした*おおくはた゛いか゛くのきょうし゛ゅにてか゛みて゛しりょうをいらいしている*

そなえはは゛んせ゛んにしておきたい*

 

.. ..た゛か゛ たひ゛た゛ちにさいし やまいとはちか゛う もうひとつおおきなもんた゛いか゛あるか゛ それはきのうのし゛てんて゛はいうことはて゛きなかった*

は゛あいによってはやまいよりもおそろしいことた゛*

​あのか゛くせいのしす゛かなちゅうこくか゛よみか゛えってきる*

 

私し゛しんは と゛うなろうとかまわないか゛て゛したちにそのせきはおわせられない*これはし゛んせんについても おおきなせきにんか゛ともなうから しんちょうにおこなおうとおもっている*

 

ふた゛んのしょうかいのしこ゛ともいそか゛しいか゛これからはさらにいそか゛しくなりそうた゛*きか゛ぬけないひひ゛か゛つつ゛くか゛し゛ゅうし゛つかんはたかまっている*

月 しは゛ん 日9

あさか゛たにとなりのやと゛やのおかみのかてし゛なか゛私のいえにやってきた*

なにかとおもえは゛ まちのさいくてんのこか゛あんたにいいたいことか゛あるってわさ゛わさ゛さ゛いと゛ころをさか゛しにたす゛ねてきたよ とのことた゛った*

 

ああ.. ..私としたことか゛うっかりしていた*

たのんた゛はいいか゛し゛ふ゛んのし゛ょうほうをまったくつたえわすれてかえっていたとは.. ..あわててあのみせにはしった*

 

 

とうちゃくするとあんなはやっときた//とこえをあけ゛た*私はひれいをわひ゛たか゛ き゛ゃくにおし゛さまってもしかしてゆうめいし゛んて゛すか/おかみさんにふうほ゛うをつたえたらすく゛わかってくれましたよ といたす゛らっほ゜くわらった*

いっしゅんことは゛につまったか゛あんなはさほと゛きにするようすもなく みせのおくから たのんて゛いたしなものをとりた゛してきててのひらにのせてくれた*

 

かのし゛ょにわたしたこはくのたまのまわりには やわらかくつつみこむようにちいさなと゛うのあみかこ゛のようなさいくか゛ほと゛こされていた*

つややかにみか゛かれたと゛うのかこ゛は しょくふ゛つのつたのいしょうのようて゛ すきまにちいさくおさまるこはくは つたにつつまれてねむっているようた゛った*

と゛うさ゛いくのせんたんにはひもか゛くくりつけられ くひ゛にかけられるようになっている*

そのたま おちないようにするのたいへんた゛ったんて゛すよ とはあんなのへ゛んた゛か゛ このこまかいさき゛ょうをかのし゛ょか゛おこなったとは.. ..*

こはくのゆらいをしっているかのようないしょうにしあけ゛ていたのにもおと゛ろいたか゛ これはさいのうた゛とおもう*

 

おれいをいって た゛いきんをしはらおうとしたか゛ はし゛めてのおきゃくさんた゛から とかのし゛ょはうけとってくれなかったは゛かりか おくさんとなかよくしてくた゛さいねとみおくってくれた*

なにからなにまて゛ せわになってしまった*

 

こんと゛ て゛したちにもこのすは゛らしいさいくしをしょうかいしておこう*

と゛うか かのし゛ょにさちおおからんことを*

月 しは゛ん 日10

きのううけとった妻へのおくりものをみなか゛ら きょうのにっきをかく*

みれは゛みるほと゛うつくしいしなて゛うれしくなる*

 

きっと妻もよろこんて゛くれるはす゛た゛.. .. ..*

 

 

 

 

 

 

 

.. .. .. なんということた゛*

 

いましか゛たのことた゛か゛ きゅうにへやのとひ゛らか゛たたかれ妻か゛私をよんた゛*あわてててにもったくくひ゛かさ゛りをつくえにかくすのか゛せいいっは゜いた゛った.. ..

つくえのうえにひろけ゛ていたこのにっきをかくすひまか゛なく.. ..*

 

それはなあに/とはいってきた妻にのそ゛きこまれてしまった*

あわててとし゛たか゛ おもいきりし゛っとみつめられてきます゛いといったらなかった*

私のにっきた゛とと゛うようをおさえてつたえたか゛そうなんて゛すね ときょうみふ゛かくみつめられてしまった*

かってによみはしませんよ 妻はやくそくしてくれたか゛.. ..*

 

いせ゛んに私か゛かいたし゛し゛ょて゛んのすいこうて゛は妻にもす゛いふ゛んとつきあってもらったか゛ このにっきにかんしてはわさ゛わさ゛みせるきはないからな*

 

しかし妻のしせんか゛あるとおもうと*このあとはひ゛みょうににっきか゛かきつ゛らい*おきは゛しょをかえるかな.. ..*

いや 妻のことは゛をしんし゛なくてと゛うする*

あえてこのままにしておくほうか゛けんせ゛んた゛ろう*

 

それにきっと妻にはよめない*しゅみて゛いろいろためしていてよかった*

これからは すこしきをつけておかないとな*

月 しは゛ん 日11

せいほうへのたひ゛にて゛ることか゛ほとんと゛かくていしたのて゛ 私ももなか゛くるすにすることをかんか゛えて きょうはきょうた゛んて゛にもつのせいとんをおこなっていた*

 

きょうた゛んのたてもののなかに私のへやもあり そこにはしふ゛つがいろいろところか゛っているか゛ ふた゛んはあまりおもてのめにふれないようなし゛っけんさ゛いりょうや きんし゛ゅつのくすりか゛おいてあるのて゛ ほかのものははいることのないようにしている*

 

おしえのきほんとするめいそうなと゛とちか゛って れんきんし゛ゅつなと゛はほほ゛しゅみのいきて゛あったか゛ こうやってせいやくしょうかいのようなかたちて゛みをむすんた゛のは いか゛いなことて゛あった*

かす゛はいまて゛はすくなくなったか゛ 私のこれまて゛のけいふとよへ゛るようなしなものか゛ここにはある*

.. ..しかし 私のさいしょのはし゛まりは これらて゛はない*

 

私はかつて か゛くもんをおさめるうちにそのしそうとき゛しきにみせられ むりやりいえをて゛て このせかいにはいることをえらんた゛*

そのころにかつてのししょうからうけついた゛おしえか゛いまも私のなかのきほんをかたちつ゛くっている*

た゛か゛わかすき゛たゆえか した゛いに私はまわりか゛みえなくなり やか゛てし゛っかにつれもと゛されてからは すへ゛てをうしなった*

 

まったく私はおろかた゛った*すへ゛てをわたしか゛こわしてしまったのた゛から*

 

そのこ゛せいしきにひとりた゛ちすていえをて゛ることをゆるされるまて゛ それらをとりもと゛すことはて゛きなかったか゛いまはまたあたらしいかたちて゛ここにのこすことか゛て゛きている*

これをつく゛ないた゛とはおもわないか゛た゛れかのふ゛んまて゛私か゛のこせるものはおいていきたい*

 

きょうた゛んは私か゛おもったいし゛ょうにおおきくなり て゛しもおおせ゛いあつまった*

私もひとにおしえるたちは゛になるとはおもわなかっか゛ けっかとしてはし゛ふ゛んのし゛んせいをかけるいみにもなってくれた*

と゛うか このさきへとつなか゛っていていけるようにねか゛う*

月 しは゛ん 日12

このまえた゛したしもんへのてか゛みのへんしんか゛ ようやくとと゛いた*

よいへんし゛か゛もらえるかと゛うかははんはんて゛あったか゛ひらいてみると私のせいほうへのたひ゛をしえんしてくれるとのいちふ゛んか゛あった*まさかとはおもったか゛ これて゛せいほうゆきのみちあんないや いと゛うけいろのはは゛か゛おおきくひろか゛るた゛ろう*すなおにかんしゃした*

 

た゛か゛てか゛みのさいこ゛のいちふ゛んをみて かたまった*

 

私にいちと゛ し゛っかにもと゛るように とのついしんた゛った*
 

こんかいのたひ゛のしえんしゃのしょうかいやくわしいはなしはそこて゛する*

へんし゛はいらないから もしもくるきか゛あるならは゛ こんけ゛つのにし゛ゅうさんにちに このまちとし゛っかをむすふ゛かいと゛うに つかいのものをまたせておく とあった*


.. ..これは はんふ゛んきょうせい ということなのた゛ろう*

こなけれは゛きょうりょくしない というふ゛んめんにもよめた*
やはり かんたんにはいかなかったようた゛*
私はしす゛かにてか゛みをとし゛ まと゛のそとをみつめた*


し゛っかへといく.. ..

.. ..さいこ゛にいったのは 弟か゛しんた゛ときた゛*

私はそうき゛のときもしんそ゛くたちか゛ならふ゛うしろて゛ んりんのひとひ゛とにまき゛れてしす゛かにたち おとうとか゛たくさんのひとにしたわれているのを とおくからたにんのようにみつめていた*

 

私か゛いえをて゛てから す゛いふ゛んあとのことた゛った*
とうとうひとこともはなせないまま*私はきろについたのた゛った*


あのいえへといかねは゛ならない*
すこした゛けむねか゛さ゛わつく .. .. た゛か゛いまさらあとにはひけない*

月 しは゛ん 日13

て゛したちをよひ゛ ようやくせいほうへのしゅったつのあしか゛かりか゛て゛きたことをつたえた*

らいしゅうにはきょうりょくしゃのもとへとむかうこともと゛うし゛につたえてある*

 

きょうはさいしゅうてきないきさきをきめることにしていた*

私は しきょうし゛ゅからもらったしりょうて゛ せいほうのくにのなかて゛も みなみよりのちいきか゛よりひか゛いか゛ひと゛いことをつたえられていた*

いくと゛うちゅうて゛すく゛にひし゛ょうし゛たいになるわけにはいかない*

 

このくにからます゛きたか゛わにて゛て えんか゛んつ゛たいに き゛ゃくか゛わのきたよりのるうとて゛むかうことをていあんした*

て゛したちとのそうた゛んのすえ さいしゅうてきなもくてきちをいんく゛らんと゛とさた゛め これをつうたつすることにした*

 

あくまて゛おもてむきはやくひんしょうかいとしてのはんろのかくた゛いをた゛いいちのもくてきとして くろきやまいのことをほかのて゛したちにつたえるかと゛うかについては いけんか゛われた*

さいしゅうてきにはさんかをきほ゛うしたものにた゛けつたえ それいか゛いのものにはつたえないこととした*

もしもきほ゛うしたものて゛も それをきいてきょひするのはいっこうにかまわないとし それて゛と゛うこうしゃか゛いなくなっても 私た゛けて゛もむかう*

 

た゛いふ゛こうそうか゛かたまってきている*

.. ..て゛したちは もうた゛いし゛ょうふ゛た゛ろう*

 

あとは 妻と息子と ちゃんとはなしをすた゛けた゛*

ようやく私のなかて゛も けっしんか゛ついた*

月 しは゛ん 日14

あんそくひ゛のよる*つまのうしろすか゛たをなか゛めなか゛ら 私ははなしかけるたいみんく゛をうかか゛っていた*

 

そんな私ののそわそわとしたくうきをかんし゛たのた゛ろうか* せんせい なにかわたしにいいたいことか゛あるんし゛ゃないて゛すか/とあちらからこえをかけてきた*

私はいをけっして ほんとうのことをいってくれないか ときいた*

 

はし゛めてせいほうにて゛かけるとうちあけたひ はんたいすることなく うけいれてくれたときはうれしかった*

た゛か゛ ほんとうはと゛うなのか*いかないて゛ほしいとおもっているのて゛はないか*もしくはみか゛ってな私にあいそをつかせて もう わかれてしまいたいとおもっているのて゛はないか*

いまなら また゛私はきみののそ゛むようにしてあけ゛られるからいってくれ とうったえた*

 

すると妻はすこした゛まって それはちか゛いますよ といった*

 

わたしは せんせいか゛したいことは なんて゛もきいてあけ゛たい*

た゛ってせんせいは それよりもさいしょに わたしの いちは゛んのわか゛ままをきいてくれた*

わたしか゛せんせいをた゛いすきて゛ せんせいもわたしをうけいれてくれたこと*

けっこんして かわいいむすこをいっしょにそた゛ててくれたこと*

せんせいのわか゛ままなんて かわいいもんて゛す*

わたしは た゛れよりもいちは゛んせんせいにのそ゛みをかなえてもらいましたから* ととひ゛きりのえか゛おて゛私につけ゛た*.. ..

 

おもわす゛てをのは゛したか゛ 私よりもさきに妻か゛ゆっくりと た゛きしめてきた*

.. ..なんとことは゛にすれは゛いいのた゛ろう*このかんかくを*

ことは゛にて゛きないことは そのままにしておくのもいいた゛ろうか*.. ..

 

ありか゛とう はなしか゛て゛きてよかった*

これて゛もうまよいはない*

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