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月 しは゛ん 日15

きょうのかいこ゛うて゛ いんく゛らんと゛へのはんろのかくた゛いについて て゛しのせ゛んいんにと゛うし゛につうたつした*

 

また たひ゛にと゛うこうするきのあるものをほ゛しゅうした*

あまりおおにんす゛うて゛はいけないか゛ し゛ゅくれんのて゛しもふくめてひろくほ゛しゅうする*

 

す゛っとはなしをいっしょにしてきてくれていたは゛らくか゛まっさきにてをあけ゛たか゛ おまえにはこちらて゛きょうた゛んをささえてほしいといってやんわりとことわった*

 

それて゛はと こんと゛はし゛ふ゛んのちょっきんのて゛し゛のらて゛いすらふをしょうかいしてきた*

らて゛いすらふはまた゛わかいか゛やるきか゛ある いす゛れいんく゛らん と゛ほうめんにきょてんをおくならは゛かれくらいのわかくきか゛いか゛あるものもいいはす゛て゛す とおしてきた* 私はよろこんて゛りょうしょうした*

ほかにもなんにんかか゛もうして゛たか゛ そのたひ゛に私か゛はんた゛んしていった*

 

と゛うこうしゃのこうほか゛おおかたて゛そろったところて゛ あとはかくし゛にれんらくするとして かいさんとした*

 

はなしあいのあと いか゛いときょうた゛んのほうのふるかふ゛はえらは゛れませんて゛したね/とかみるにふしき゛そうにたす゛ねられたか゛

そんなことはない おまえならつれていってやってもいいそ゛ とはく゛らかしておいた*

 

.. ..かれにはかんつ゛かれてはいないた゛ろうか゛は゛らくをつれていけなかったのも し゛つは おなし゛りゆうからた゛った*

しかしやはりこれは 私のこころにとめておく*

もしかすると た゛れよりそれをおそれているのは私かもしれない*

なんともなさけないはなした゛*

月 しは゛ん 日16

きのうのしゅうかいをふまえて ちかしいすうにんのて゛しとともに こんと゛のいんく゛らんと゛ゆきにつれていくて゛しをえらふ゛さいこ゛のはなしあいをおこなった*

と゛うこうをきほ゛うしたものには さきた゛ってきめたとおり たひ゛のさきにまっているかもしれないやまいのきょういについてもつたえた*

ここて゛さいこ゛のすうにんにしほ゛られる*

 

りょひやあんないにんなと゛についてはてはいす゛みた゛か゛ それそ゛れかくし゛のし゛ゅんひ゛はにしゅうかんのあいた゛にすませるようにつたえた*

 

いんく゛らんと゛へのと゛うちゅうのくにて゛も しこ゛とのてか゛かりをつかめるはす゛た゛*

て゛したちにもよいへ゛んきょうになるた゛ろう*

私はは うけんとしてと゛うこうするということになっている*

こうけいのて゛しのおてなみをはいけんといったところた゛*

 

あくまて゛はんろのかくた゛いというかんは゛んをかかけ゛ているいし゛ょ このたひ゛のほんらいのもくてきは私のなかにた゛けとと゛めておくつもりた゛*

て゛したちも あふ゛なくなったら すく゛にて゛もくににかえすつもりて゛いる*

たた゛て゛しのせいちょうはすなおにたのしみにしているし すこし ものみゆうさ゛んのきふ゛んて゛もいる*

また゛みたことのないとし ちしき しょくもつ ひとひ゛と*

としか゛いもなくこうきしんか゛しけ゛きされる*

よくかんか゛えてもみれは゛ し゛っさいに うみをみてわたろうというのもはし゛めてた゛*

このとしになってもまた゛ちょうせんて゛きるというのはありか゛たい*

 

あしたからほんかくてきなし゛ゅんひ゛をはし゛めることになる*

た゛か゛ そのまえにおこなっておかなけれは゛ならないところか゛ある*

これか゛私にとってはいちは゛んおおきなかへ゛かもしれない.. ..

けっしんはついている*

​まえへとすすむ そうし゛ふ゛んにいいきかせた*

月 しは゛ん 日17

よるのうちに 妻に 私のし゛っかへのたひ゛にと゛うこうしてくれないか とていあんした*

このた゛いし゛なし゛きに/といわれたか゛ いまて゛ないといけないとつよくいった*

 

かみるには きのうのし゛てんて゛あらかし゛めはなしをしていたか゛しょうかいはしは゛らくし゛ふ゛んか゛あす゛かるといってこころよくりょうしょうしてくれた*

せんせいか゛いんく゛らんと゛にいくときのよこうれんしゅうになりますよ なと゛という*やはりたよりになるおとこた゛*

 

妻も なんとかりょうかいしてくれた*

こんかいは息子もつれていくことにした*

よくかんか゛えたら ふたりをつれていくはし゛めてのさとか゛えりかもしれない*

息子ははし゛めていくは゛しょにたのしそうにたひ゛し゛たくをしていた*

 

私か゛し゛っかにもと゛ることは しょうし゛きすこしこわくおもうしゅんかんもある*

た゛か゛ふしき゛と 妻にほんとうのことをはなしてほしいといったあのよるから 息子や妻のめに 私のふるさとはと゛のようにうつるのた゛ろうか というたのしみのほうか゛おおきくわいてきていた*

妻や息子にたいしていままて゛すこした゛けかんし゛ていたうしろめたさか゛きえていったためか*

きょうふよりも いまの私のままて゛あそこへいくのた゛というけついと 妻たちをつれていくというせきにんかんのほうか゛つよくなっている*

 

ひるにはしゅったつするつもりた゛*

ゆっくりといくためにはすこして゛もきょりをかせいて゛おきたい*

 

こ゛えいをかねてらて゛いすらふらわかいて゛したちか゛とちゅうまて゛つきそってくれることになった*

たひ゛のあんせ゛んをいのって ほかのて゛したちもあいさつにきてくれた*

私も このたひ゛か゛ふ゛し゛におわることをねか゛っている*

月 しは゛ん 日18

きょうはいちにち いと゛うについやした*

し゛っかにはいそいて゛いけは゛いちにちはんくらいて゛たと゛りつけるた゛ろうか゛ 妻や息子にむりをさせるわけにはいかない*

ほちょうはおとしき゛みにし ゆっくりとやと゛て゛やすんて゛もらうことにした*

 

夜 妻と息子か゛ねてから と゛うこうしてくれていたらて゛いすらふにはなしをきいていた*

かれは 私といんく゛らんと゛へといくことか゛すて゛にきまっているか゛ こうして ふたりて゛ゆっくりはなすのははし゛めてかもしれない*

 

せけんは゛なしにまし゛り かれか゛私のしょうかいにはいったりゆうや いえのことなと゛をきいていた*

かれも ほんとうにこ゛くふつうのせいねんた゛はにかむようなわらいか゛おはまた゛おさなくさえある*

 

かれか゛いうには は゛らくにすいせんされたときはおと゛ろいたか゛ し゛ふ゛んて゛よけれは゛ とほこりをもってひきうけたという*

やまいのこともおそろしくはないのか ときいたか゛ それよりももっとへ゛んきょうして こうほ゛うやしょうかいやひとのやくにたちたいから ためらうことはなかったといっていた*

 

いっしょにいけないはらく゛さんのためにも し゛ふ゛んか゛か゛んは゛ります といってくれた*

.. ..りっは゜なわかものた゛な* は゛らくか゛おしたのもうなす゛ける*

ほんとうにこころつ゛よい*

 

とりあえす゛はこのたひ゛をふ゛し゛におえて つき゛はいんく゛らんと゛にともにいこう とこえをかけた*ここからのかれのせいちょうか゛たのしみた゛な*

月 しは゛ん 日19

し゛っかへのちゅうかんちてんにさしかかったところて゛ よこくと゛おりにむかえか゛きていた*

しもんのつかいた゛というのて゛ ありか゛たくうまをかりた*

ここまて゛つきそってくれたて゛したちにわかれをつけ゛ し゛っかにむかう* これて゛かなりいと゛うか゛らくになるた゛ろう* 息子はめす゛らしいうまて゛のいと゛うによろこんて゛いた*

 

ゆうく゛れと゛きには し゛っかちかくのやと゛にいくことか゛て゛きた*

あしたは いよいよし゛っかへとおもむくことになる*

つかいのものは しもんからのて゛んこ゛んを私につたえかえっていった*

私はそのひょうし゛ょうをすこしうかか゛っていたか゛ それほと゛けんおかんをもたれているわけて゛はないらしい*

それにかんしてはすこしあんしんした*

 

ついにあしたかとおもうとすこしこころか゛ゆれる*

私のふあんをしってかしらす゛か せんせいのいえはやくみてみたいて゛すね と妻はわらってくちにた゛してくれた*

なにもしらない息子は おた゛やかなねいきをたててねむっている* .. ..そんなすか゛たにも すこしこころか゛いえたもののこんは゛んにかき゛って し゛っかて゛のよくあつされたせいかつをゆめにみては ねむりからなんと゛もめさ゛めてしまい し゛ふ゛んのいか゛いなもろさにきつ゛く*

こんかいのほうもんは 私いか゛いにも しょうかいのことや て゛したちのこととかかわっている*

私ひとりおし゛けつ゛いているわけにはいかない なんとかのりきらなけれは゛.. ..そうおもえは゛おもうほと゛ ねむれなくなる*

そんな私のきんちょうかんか゛つたわったのか 妻もめをさましてしまった*

なんて゛もないと私か゛いうまえ まるて゛むすこにするようにひたいによりそうと た゛いし゛ょうふ゛ みんなか゛います とおった*

.. ..私はおそらく はし゛めて た゛れかにすか゛ったようにおもう*

もうひとりて゛か゛んは゛れなくてもいいか/とおもわす゛くちからころか゛りて゛たことは゛に 妻はた゛まってつなつ゛いてくれた*

いつのまにか 私はねむりにおちて 朝をむかえていた*

.. ..あんなときて゛ないと きっといえなかったことは゛た゛ったろう*

こんなし゛ふ゛んのよわさをみとめることを私はす゛っとさけていた* た゛か゛このおもいはきょせ゛つしなくてもいい*

そのうえて゛たちあか゛れは゛いい* 私は いまは ひとりて゛はない*​

月 しは゛ん 日20

あさはやくにやと゛をて゛て し゛っかにむかった*

 

つかいのもののて゛んこ゛んて゛は 妻と息子はし゛っかのまえまて゛のつきそいて゛そこからは私ひとりて゛いくこととなっていた*

ゆっくりとあるいていくにつれ*みなれたまちなみか゛そこかしこにならひ゛はし゛め やか゛て おおきないしつ゛くりのやしきのまえにたと゛りつく*

妻はす゛いふ゛んおおきいんて゛すねえ とおと゛ろいていた*

うちはゆうふくた゛ったからな と妻にせつめいしていると もんのまえにしもんか゛やってきた*

妻と息子をし゛っとみたあとに 私た゛けをまねきいれる*

 

しもんか゛私をともなっていったのは*にわをぬけたさきの.. ..わすれたくてもわすれようのない 私か゛すこ゛した はなれのいえた゛った*

ここか゛いちは゛んひとか゛こないのて゛ としもんはいうか゛ 私か゛わかいころ いえにかつてつれもと゛され このは゛しょて゛とし゛こめられつつ゛けたすうねんのきおくか゛なか゛れこんて゛くるようて゛ おもわす゛たちつくしてしまう* しもんは た゛いし゛ょうふ゛て゛すよとかたをた゛き 私をなかにうなか゛した*

 

なかには 私のへやのなこ゛りはなにもなく きれいになっていた* しもんはひといきつくとし゛つはせんし゛つ あなたからてか゛みをもらって わたしはうれしかったのて゛す ときりた゛した*

そのあまりにいか゛いなことは゛に ふかかいなかおをしている私に かれは私か゛て゛ていったあとのことをふくめ こんなことをいった*

 

おとうとさんも おちちうえも なくなるまえまて゛けっしてあなたをわすれていなかった*いえにそむいたことにたいして あなたにはかつてきひ゛しいせきにんをとらせたか゛あのすうねんをこえて あなたか゛あらためていえをて゛ていくすこしまえ いえのためにはたらいてくれようとしたときはほんとうにうれしかったのて゛す*

そしていまあなたは さらにこ゛りっは゜になられた*いまからて゛も このいえにあなたのきす゛いたものをもちこみ わたしたちといっしょにやってみるきはありませんかと*

 

.. ..いちにちこたえをまつ といわれた*

た゛か゛いうまて゛もなく 私のこころは すて゛にきまっていた*

月 しは゛ん 日21

きのう し゛っかて゛しもんに わたしたちのし゛き゛ょうをていけいしないか とさそわれたことについて*.. ..

 

私は そのは゛て゛すく゛にことわった*

たしかに しょうにんとしては みりょくてきなはなした゛とはおもった*

た゛か゛ 私には あたらしいとちて゛はたらいているて゛したちか゛いる*

そしてかれらをしんようしているからこそ かれらといっしょにさいこ゛まて゛やりとけ゛たいと そう しもんにつよくうったえた*

私のことは゛をきき しもんはしかたない とあきらめてくれたようた゛った*

た゛か゛こまったことか゛あったら*いつて゛もいってきてくれといい やくそくと゛おり せいほうへのたひ゛のきょうりょくをしてくれた*

かえりみち あれほと゛おそろしかったあのいえか゛すこした゛けちか゛ってみえた* .. ..かかえていたわた゛かまりか゛ ゆっくりととけていくようた゛った*

かつてのし゛ふ゛んとたし゛したとき きょうふをのりこえるとともに 私のこころをかわらす゛にささえたのはきのうのことは゛た゛った*

​妻はきのうのことはなにもいわなかったか゛ あのあと す゛っとそは゛にいてくれていた*

きょうのあんそくひ゛か゛おわれは゛また私たちは わか゛いえへともと゛ることになる* 私は あまったきょうのいちにちをつかって

妻と息子に私のふるさとをあんないすることにした*

私のうまれたまちは ゆた゛やのしょうにんか゛たくさんいて けんちくき゛ょうやいろんなしょうは゛いか゛さかんた゛ったこと*

弟にかとくをゆす゛り し゛ふ゛んはけっきょくいえをて゛ることになったか゛し゛っかのてつた゛いをしたことか゛いまの私のたすけになったかもしれないこと*

 

弟のはかにも ようやくゆっくりといくことか゛て゛きた*

うつくしいまちなみ たてもの*

とおくはなれてはいたか゛ かつてここて゛まなひ゛いろいろなひととて゛あったこのまちなみを 私はああいしていたときもあったこと*.. ..

 

そのことをいま ようやくおもいた゛せたか゛する*

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